シエマの日々 その58 「山猫」
2012年08月07日
ユマニテ 伊豆 at 13:48 | スタッフ日記

今週の午前十時の映画祭は、1963年製作ルキーノ・ヴィスコンティの「山猫」です。
イタリアの貴族の没落を描いた作品ですが、
3時間を超える長編の約1時間は舞踏会のシーンです。
さすがネオリアリスムスの旗手ということか、ヴィスコンティはこのシーンを自然光で撮影していますので
光が乏しいところは膨大な数の蝋燭の光で補うなどをしたために、俳優たちが汗みどろになっていて、
なるほどリアルです。
主演はバート・ランカスター。昔からこの俳優さんが大好きでして、「空中ブランコ」や「OK牧場の決闘」などの
渋い演技がたまりませんでした。この映画でも落日の公爵役を渋~く演じています。
これに、アラン・ドロンが甥の役で出ていまして、ドロン28歳。昔は男っぷりに惚れていましたが、
当方の年齢が上がってくるにつれて、なんとなく魅力がなくなっていくようで・・・、これは独り言。
で、なんといっても、CC、クラウディア・カルディナーレ。アラン・ドロンが恋する村娘役で出ていまして、
とにかくきれいなこと。
でも私の好みで言うと、「山猫」と製作年度が同じ「ブーベの恋人」のCCのほうが好きです。
山猫には、マカロニウエスタンの大スター、ジュリアーノ・ジェンマも出演していまして。
ああ懐かしや。
というわけで、見どころたっぷりの「山猫」をご覧あれ!
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