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シエマの日々 その122「野球部員、演劇の舞台に立つ!」

2018年03月26日

 ユマニテ 伊豆 at 16:18 | タウンマネージャー日記 | スタッフ日記
シエマの日々 その122「野球部員、演劇の舞台に立つ!」

シエマの日々 その122「野球部員、演劇の舞台に立つ!」


外国映画のみならず邦画でもけっこうドギツイ作品が氾濫している中、たまには、こんなさわやかな青春映画もいいな、と思える作品。
舞台は福岡県八女市。八女で高校教師をしていた竹島由美子さんの10年間の実録を基にした小説の映画化。甲子園を目指していた八女北高校が秋の予選で予想外の敗戦。落胆し敗戦責任を巡って葛藤するナイン。そこに男子部員が少なくて困っていた演劇部の先生(宮崎美子=モデルは原作者の竹島由美子さん)から野球部の3人に助っ人の依頼。「野球だけの人間になるな」という指導理念を持っていた野球部監督からも演劇部の手伝いをするように指示が・・・。
いやいやながら始めた舞台の稽古を続ける中で、野球部部員たち、そして受入れに複雑な反応を見せていた演劇部員にも変化が・・・。
同質な者同士が群れたがり、他者を排除する傾向の強い現在の若者たち。そうした中、この映画は、野球部と演劇部という異質な者のぶつかり合いが、劇的とも言える成長をもたらす感動的なドラマです。八女北高校という架空の高校を舞台にしていますが、実際は西日本短期大学付属高校が舞台です。
原作者の竹島由美子さんから話を聞くことができましたが、脚本を10回ほど書き直してもらったそうです。最初のプランは親子の関係を一つの軸にするものだったが、親も先生も存在感を消すというのが竹島さんの希望。実際、生徒を一つの空間に放り込むと、いつの間にかその中で、それぞれの特長を尊重しながら、成長していくのが高校生なのだし、そこを描きたいのだというのが竹島さんの主張だったのです。
この作品は、原作に惚れ込んだ監督から依頼された一人のプロデューサーが7年間八女に移り住み、地元の人々に映画制作に協力してもらうという、もう一つのドラマが進行しました。製作費の協力のみならず、多くの地元ボランティアがスタッフやキャストとして映画に参加し、感動的で貴重な体験をしました。
さらりとした内容に見えますが、深い思いのこもった感動的な作品です。多くの人に見てもらいたいと思います。


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