俺は錦通りのプレスリー
2011年09月29日
ユマニテ 金子 at 13:14 | 局長の人生匠の考え方
いよいよ10月1日(土)から「さが恵比須八十八ヶ所巡り」がスタートします。
当日はJR佐賀駅で午前10時からセレモニーが行われます。
なぜ、JR佐賀駅で行われるのでしょうか。これは八十八ヶ所の恵比須さんの1番恵比須がJR佐賀駅の下り線プラットホームに鎮座しておられるからです。
しかもこの恵比須さん、名前は「旅立ち恵比須」さんなのです。
これからの恵比須巡りの安全を願っての旅立ち恵比須です。何となく気持ちがホッコリするではありませんか。佐賀駅の観光案内所で「通い帳」をもらい、幸せを求めて恵比須巡りを始めましょう。
佐賀の恵比須さんは、古いものでは江戸時代前期に遡るそうですが、明治以降もずっと作り続けられています。もちろん、平成になっても作られています。現在その数808体といわれています。
古いものは黒く日焼けして、表情が分からなくなっているものや一部が欠けているものなど様々です。古いものでは文字恵比須もあります。しかし、やはり多いのは左脇に鯛を抱えている標準タイプです。ところが、新作になると変わり恵比須が増えて来るようです。
ところで、これまでは珍しい恵比須さんや、大きな鯛を背負ったり、はたまた鯛の上に乗っかったりする恵比須さんを紹介しましたが、今回は鯛がありません。なんと、楽器を持った恵比須さんです。
錦通りの三根楽器店の前に鎮座しておられます。顔を合わせると、何となくチンテンシャンと三味の音が聞こえてきそうで、不思議な世界に誘われます。
店主の心意気が感じられる楽しい恵比須さんです。 なお、この三味線恵比須さんは第35番恵比須です。足を運んでください。
手を合わせる人を幸せな気持ちにさせてくれますよ。